琵琶湖クルーズ・遊覧船で舟遊び|名所を水上から眺める贅沢な旅5選

琵琶湖クルージング

滋賀県最大の観光スポットといえば琵琶湖ですが、周りから湖を眺めるだけが琵琶湖の楽しみ方ではありません。クルーズや遊覧船に乗って、湖面に揺られながら上から眺めるという楽しみ方もできるのです。そして、船で回るルートも様々。ルートによって見える景色が変わるのは、広大な琵琶湖ならではです。

今回は水上から琵琶湖を楽しめるクルーズや遊覧船の情報をまとめてみました。ひと味違った琵琶湖の楽しみ方を見つけてください!

季節によって趣が変わる琵琶湖を遊覧船クルーズで楽む

琵琶湖クルージング見所スポット

琵琶湖にはたくさんのクルーズや遊覧船ルートが用意されており、季節ごとに色を変えていく琵琶湖の湖面を眺めたり、神秘的な魅力を放つ琵琶湖内の島々を散策したりすることができます。

他にも琵琶湖から分散する水路を優雅に楽しむという旅をするなど、様々な楽しみ方が可能です。どれもこれも琵琶湖ならではのルートで、他の観光地ではなかなか味わえないものばかり。時には日頃の忙しさやストレスから解放されて、非日常の空間を楽しめる場所で特別な旅をするのも良いのではないでしょうか。

特に見所のクルーズ船・遊覧スポット5選

10万年以上も前から存在する琵琶湖は周囲を絶景に囲まれているため、旅行先として幅広い年代から人気を集めています。観光のポイントは、エリアごとに楽しむことができる自然や風景の数々で、周囲を一望できるクルーズ船や遊覧船は観光にピッタリです。

琵琶湖で特に見所のクルーズ船といえば、期間限定で再開した竹生島縦走クルーズや京都までの船旅をゆっくり楽しむことができる琵琶湖疏水クルーズではないでしょうか。人気があるためになかなか予約が取れなかったり、期間限定のために時期が合わずに乗れなかったりする場合も考えられますが、ガッカリすることはありません。定期便として日々運行している琵琶湖クルーズで、他にはない非日常的な楽しみ方ができるからです。

そこでここから、各クルーズプランについて詳しくご紹介します。

琵琶湖ミシガンクルーズ

琵琶湖ミシガンクルーズ

運行エリア 大津エリア(大津港~におの浜港~柳が崎湖畔公園港~大津港)60~120分
運行時期 通年
船のタイプ クルーズ船(定員787名)
料金等 2,300~3,040円
公式HP ミシガンクルーズ公式HP
http://www.biwakokisen.co.jp/cruise/michigan/
アクセス 乗り場までのアクセス
電車:JR大津駅(徒歩15分)
バス:JR大津駅から約5分「びわ湖浜大津」下車
車:大阪からは大津ICから約45分、京都からは大津ICから約18分

琵琶湖ミシガンクルーズが就航したのは、1982年4月2日のことです。滋賀県の姉妹都市であるアメリカミシガン州から命名された外輪船は、当時では珍しかった外国の装いと、シンボルである赤いパドルが人気を集めました。

豪華な内装と美しい音楽が人々を明るく迎えてくれます。時が流れても、ミシガンクルーズはエンターテイメント性に溢れたイベントなどで乗客を楽しませています。レストランではシーズン毎に多彩なメニューを楽しむことができ、ここでしか味わえない特別なメニューも豊富に取り揃えています。

2014年からミシガンクルーズは「恋人の聖地」に選定され、1Fの船首は「ラバーズ・ミシガン」と呼ばれる絶好の撮影スポットです。4Fのスカイデッキに上がれば、そこから琵琶湖の壮大な風景を見渡すことができます。

乗船できる港は大津港、におの浜観光港、柳が崎湖畔公園港と3つあるので、好きな場所から乗ることが可能です。

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竹生島クルーズ(琵琶湖汽船)長浜港・今津港

竹生島クルーズ

運行エリア 今津エリア、長浜エリア(今津航路、長浜航路、びわ湖横断航路)約2時間15分
運行時期 通年
船のタイプ クルーズ船
「いんたーらーけん」(定員170名)
「リオグランデ」(定員200名)
「べんてん」(定員164名)
料金等 2,640~3,130円
公式HP 竹島クルーズ公式HP
https://www.biwakokisen.co.jp/cruise/chikubu/
アクセス 乗り場までのアクセス
■今津港
電車:JR今津駅から徒歩で約5分
車:京都東ICから約70分

 

■長浜港
電車:JR長浜駅から徒歩で10分
車:長浜ICから約15分

竹生島クルーズは航路によって船のタイプも変わります。

今津航路を巡る「いんたーらーけん」は1Fと2Fにオープンデッキを構え、風に当たりながら優雅に観光ができるのが魅力的なクルーズ船です。

今津航路と長浜航路を巡る「リオグランデ」は1Fには104席、2Fには70席があり、落ち着いてゆったりと旅を楽しみたいという人にピッタリのクルーズ船です。また、デッキから広大な琵琶湖を眺めることもできるため、周囲の島々の美しさを堪能することもできます。

更に、長浜港方面を巡る「べんてん」は1Fに122席、2Fには42席用意しているので、大人数での観光にも向いています。オープンデッキも広々としていて、全身に風を受けながらクルーズを楽しむことができます。竹生島への上陸も可能で、島にある都久夫須麻神社本殿への拝観や国宝である宝厳寺唐門、重要文化財である宝厳寺船廊下の素晴らしさを堪能することができます。

それぞれの船は環境エンジンを搭載していて、琵琶湖の美しい環境も守っています。

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瀬田川・琵琶湖リバークルーズ

瀬田川・琵琶湖リバークルーズ

運行エリア 瀬田川周辺・琵琶湖周辺(30~60分)
運行時期 3月~12月
船のタイプ 外輪汽船(運行時間90分以内の場合は定員100名、90分以上の場合は定員50名)
料金等 300~1,600円
公式HP 瀬田川・琵琶湖リバークルーズ公式HP
http://www.lakewest.jp
アクセス 乗り場までのアクセス
■石山寺港
電車:JR石山寺駅から徒歩で約15分
車:瀬田西ICから約10分、京滋バイパス石山ICから約5分、瀬田東ICから約10分

 

■瀬田川新港
電車:JR石山駅から徒歩で約10分

瀬田川・琵琶湖リバークルーズでは、レトロな外輪汽船に乗って船上から見える絶景を堪能することもできますし、気になる港で降りて散策をすることもできます。

明治2年(1869)に蒸気船「一番丸」が就航し、琵琶湖に蒸気船の時代が到来しました。明治22年にその役目を終えた「一番丸」を外輪汽船として復元し、新たに就航させて多くの人々に愛されています。琵琶湖を訪れた際には歴史を感じさせるフォルムが魅力的な「一番丸」に乗船し、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わうのも良いのではないでしょうか。

また、船内ガイドが史跡や地元に伝わる民話、更には近隣の寺社仏閣についてなどを分かりやすく説明してくれるので、琵琶湖周辺を一周するだけで豊富な知識を得ることができます。

琵琶湖を周遊しながら、自然の美しさや船内ガイドが語る歴史に想いを馳せるのも旅の醍醐味です。

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近江八幡水郷めぐり

近江八幡水郷めぐり

運行エリア 各社によって異なる(約80分)
運行時期 通年
船のタイプ 遊覧船、和船タイプ(定員は船のタイプにより約6~8人)
料金等 各社によって異なる
公式HP 近江八幡和船観光協同組合(水郷めぐり)公式HP
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/1996
アクセス 乗り場へのアクセス
電車:JR近江八幡駅下車後にバスで約9分「豊年橋和船乗り場口」下車徒歩2分
車:竜王ICから約20分、真野ICから約40分、八日市ICから約30分、彦根ICから約40分

琵琶湖八景の1つとして知られる「春色・安土八幡の水郷」は地元の人々に愛され、観光客の目を楽しませてきました。四季折々に表情を変えていく景色を眺めながら、心地良い流れに身を任せるというのも良いのではないでしょうか。葦(あし)が生い茂るヨシ原を手漕ぎ船で進みながら、湖の雄大さを間近で感じるのもおすすめです。

流れる時を忘れて非日常を体験したいという時には、屋形船に乗って優雅な気分が味わえます。屋形船には長い歴史があり、史跡を見ながら巡るのも情緒を感じられるので歴史が好きな人には最適です。

更に、ドラマなどの撮影に多く使われている場所でもあるので、物語の主人公になった気持ちも味わえるかもしれません。航路や料金などは各社によって違いがありますから、いくつかの業者を調べて自分に合ったコースを巡ってみてください。

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琵琶湖疏水船クルーズ

琵琶湖疏水船

運行エリア 大津~蹴上、大津~山科、山科~蹴上(約1時間)
運行時期 通年
船のタイプ 観光船(定員14名)
料金等 大津~蹴上間:5,000~8,000円
大津~山科間:2,000~3,500円
山科~蹴上間:3,000~4,500円
公式HP びわ湖疏水船公式HP
http://www.biwako-sosui.jp
アクセス 乗り場へのアクセス
■大津関門前(滋賀・琵琶湖側)までは電車で三井寺駅から徒歩で約2分

 

■旧御所水道ポンプ室前(京都)までは電車の場合は地下鉄・蹴上駅から徒歩約5分
■四ノ宮舟溜(京都)までは電車の場合はJR四宮駅から徒歩で約10分
※乗り場周辺には駐車場がないため、公共の交通機関の利用がおすすめ

琵琶湖疏水船は、琵琶湖の水を京都へ引くために建設された船です。明治時代に造られ荷物を運搬するなど大いに活躍をした後、交通機関の発達に伴ってその役割は終わったのですが、2018年に観光船として復活を遂げました。

船のタイプは様々で、ガラスの屋根が美しい「めいじ号」や白い船体の「へいせい号」、赤と青のコントラストが特徴的な「れいわ号」があるので、好きなタイプを選ぶことができます。

4つのトンネルがあり、中を通る時にはわずかに空気が冷たくなります。また、途中には天井に空いた穴から山に溜まった水が雨のように降り注ぐ場所もあり、まさにこの船旅でしか味わえない楽しさです。

水門を遡って、明治時代へと想いを馳せるのも良いのではないでしょうか。

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船の上から優雅に琵琶湖の景色を楽しんでください!

水上から琵琶湖を楽しむためのクルーズ・遊覧船情報、いかがでしたか?広大な湖面を船から優雅に眺めれば、日ごろの疲れも一気に吹き飛びます。

ぜひ琵琶湖の景色を存分に楽しんでください!

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