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信楽焼の窯元めぐり|陶器生み出される魅力を間近で見られる体験 - 旅ゆら

信楽焼の窯元めぐり|陶器生み出される魅力を間近で見られる体験

信楽焼窯元

甲賀市信楽町は、古くから陶器の製造が盛んで、現在も数多くの陶芸作家が信楽町の地に活動拠点を置いています。

特に、信楽駅の徒歩圏内は、窯元が集中し、信楽焼の代表格であるタヌキの焼き物が点在しています。駅界隈を散策すれば、信楽焼を身近に感じられるでしょう。

信楽町の窯元についてまとめてみましたので、信楽駅に降り立った際にはぜひ窯元めぐりの参考にし、陶芸の魅力を堪能してください。

信楽焼の窯元は個人でも尋ねられるのが見所

信楽駅の界隈は、たくさんの窯元があり、徒歩で気軽にアクセスできます。そのため、地元住民は勿論のこと、遠方から初めて訪れた観光客の方々にも身近なスポットです。おでかけ日和に訪れるには最適な場所と言えるでしょう。

また、信楽でも観光協会と陶芸作家が連携し陶器と窯元の魅力を広域に発信しており、斬新なアイディアによって窯元は格式が高いという固定概念を覆しています。そのお陰で一人でも訪ねられる窯元も少なくありませんが、事前に問い合わせを済ませておけば、ゆっくりと窯元内を見学できます。

もし個人で訪ねることに抵抗がある場合は、ギャラリーとカフェを併設したショップ形式の窯元に立ち寄ってみるのが良いでしょう。個人でも気兼ねすることなく、陶芸の奥深い世界に浸れます。

以前から信楽は信楽焼の産地として有名でしたが、朝ドラ「スカーレット」の舞台に抜擢されたことによって、今まで以上に注目度が上昇しています。

ぜひ、話題の現場を覗く旅に出かけてみましょう。

信楽焼の窯元めぐりは4つのコースがある

信楽の公式ホームページでは、窯元めぐりを満喫できる4つのコースが紹介されています。そのコースを参考にしながら、旅のプランを立ててみるのもいいでしょう。いずれのコースも信楽を象徴する見所を網羅しているため、出発点から終着点まで飽きることなく信楽の魅力を満喫できます。

なお、距離と時間、立ち寄る窯元のコンセプトはコースごとにそれぞれ異なっていますので、旅行の日程や自分の趣味嗜好に合わせて散策するルートを選ぶことができます。

ちなみに、窯元めぐりの醍醐味は、窯の探訪や職人芸の観察だけではありません。街に点在する陶器のオブジェやギャラリー、カフェも必見です。のんびり歩いて巡ることによって、お気に入りのスポットが見つかるかもしれません。ユニークなデザインの置物、和テイストのオシャレなショップは、写真撮影にもピッタリです。

窯元めぐりのコースを通過する中で、信楽町の色々な表情を垣間見て、非日常を楽しめることでしょう。

コース1|ろくろ坂散策コース(1~1.5km/14~18分)

  • 文五郎窯~みはる窯(1107メートル/14分)
  • 新宮神社~みはる窯(1403メートル/18分)

総距離1107メートルのコースの出発点である文五郎窯は、140年以上の歴史を有する由緒正しい工房です。1862年、ろくろ坂の途中に初代・奥田文五郎氏が登り窯を建造し、日用品を焼いたことが起源となっています。

窯の一角に位置する文五郎倉庫は、2008年12月にオープンしたギャラリーです。かつて先代が作業していたスペースを地元住民と観光客が交流する場所に活用しています。ギャラリーでは、モノトーン調のオシャレな食器を扱っていますので、ぜひ触って使い心地の良さを実感してください。

文五郎窯と共に、信楽焼の伝統を長年にわたって守ってきた名山窯は、土の素材を生かした製品づくりが特徴的です。手で持った瞬間に陶器が肌に馴染み、土の温かみを感じられるでしょう。

また、ろくろ坂一帯に位置する窯のうち、壷久郎陶房は女性に大人気です。ギャラリーで販売している陶器のお地蔵さんは、可愛らしい風貌が好評を博しています。

信楽焼の歴史、老舗の足跡に興味がある方は、こちらのコースを歩きましょう。

コース2|ひいろ壺坂散策コース(0.5~1km/6~11分)

  • 奥田丸隆(株)~とらのす(445メートル/6分)
  • 新宮神社~とらのす(804メートル/11分)

ひいろ壺坂散策コースには、動物から着想を得て陶器を製造している窯が点在しています。ですから、心がホッコリするアイテムが豊富です。

丸隆は、たぬきやフクロウなど、幸福を意味する動物の置物を数多く生み出しています。干支を題材にした物も販売しているため、自身の干支に合わせて動物の置物を購入するのもいいでしょう。

また、シクヤ製陶所は、カエルの置物・雑貨を作っている専門業者です。ギャラリーでは、大中小、多種多様な大きさのカエルが出迎えてくれます。のほほんとしたカエルの表情に思わず笑みがこぼれ、癒しのひとときを過ごせるのではないでしょうか。

一通り巡って疲れた時には、とらのすに足を運んでください。喫茶のスペースで、優美な食器を眺めながら寛ぎましょう。こちらのコースは、動物の置物が好きな方、小さなお子さんへの土産物が欲しい方にオススメです。

コース3|窯場坂散策コース(1.3~2km/17~25分)

  • (株)卯山製陶~(株)松庄(1293メートル/17分)
  • 新宮神社~(株)松庄(1960メートル/25分)

信楽焼と言えば、まず茜色やビードロが思い浮かぶ方がいらっしゃるかもしれません。庄左エ門窯では、茜色やビードロの色味を生かし、日常生活で使える和食器を製造・販売しています。

本格派の信楽焼を探し求める折には、庄左エ門窯と共に、卯山窯もオススメです。卯山窯は、信楽焼の伝統的な技法を駆使し、丁寧に生活道具を作っています。各製品は手間がかかっていて、愛着を持って利用できる一級品です。

老舗だけでなく、新進気鋭のクリエーターによるショップもチェックしましょう。

民家をリノベーションしたshiroiro-ieは、陶器のアクセサリーなど有志の作品を展示していて、若者ならではのみずみずしい感覚を楽しめる場所です。

ゆっくり時の流れを感じたい時には、山兼製陶所に立ち寄ってください。ハンドメイドの人形たちが心を潤してくれます。

こちらのコースでは色々なタイプの作品に触れ、陶器づくりを体験したくなるでしょう。

例えば、小川顕三陶房では、プロのアドバイスを聞きながら陶芸にチャレンジできます。陶芸の魅力を肌身で感じたい方々にピッタリのコースです。

コース4|外輪の路散策コース(3.4km/44分)

  • 新宮神社~なか工房(3397メートル/44分)

外輪の路散策コースでは、信楽焼らしさを感じさせるダイナミックな陶器に出会えます。

まず、忠六苑は信楽焼の伝統を重んじ、真摯に素材と向き合って陶器を製造している窯元です。ひたすら熟練の技を磨くことによって、上品な食器を完成させています。忠六苑の食器は、燃えるような緋色が印象的です。

歩みを進める中で、面白い陶器にこだわっている窯元・壺八が見つかると思います。壺八は、オモロイ食器とは何なのかをコンセプトとし、クスッと笑えるアイテムを考案しているスペシャリストです。ユニークな土産物は旅の思い出になるでしょう。

コースの終着点に位置する窯元・なか工房は、耐熱性の容器や土鍋など、日常生活で役に立つアイテムを取り扱っています。いずれの製品もクラフトマンシップを第一に考えて丁寧に作られているため、ハンドメイドならではの温かみがあります。

こちらのコースでは、日々の生活を豊かにしてくれるアイテムが見つけてみましょう。

ショッピングを楽しみたい方々にオススメのコースです。

信楽焼の窯元の情報 公式HP・案内所

窯元めぐりを満喫するためには、事前の情報収集が大切です。

出掛ける前に、窯元散策路の公式HP(http://shigaraki-wa.jp/)をチェックしましょう。窯元めぐりで役立つ散策路のマップの他、窯元の詳細情報、アクセス方法などが掲載されています。の計画を立てる時はもちろんのこと、いざ観光を始めた後も何かと重宝します。

現地でリアルな意見を聞きたい場合には、伝統産業館を尋ねてください。こちらの施設は、信楽焼の歴史を紐解く重要な資料が展示されているだけでなく、情報を発信する観光案内所の役割も担っています。信楽駅から徒歩10分程度、信楽インターチェンジから車で10分程度の好立地です。館内を巡り、信楽町の風土を学んでおけば、観光の楽しみが倍増するのではないでしょうか。

詳しい情報は、こちらのHP(http://www.city.koka.lg.jp/2119.htm)で把握してください。

万が一、散策路で迷った場合でも心配無用です。1年を通じて多くの観光客が訪れている散策路一帯では、地元の方々が力を貸してくれるはずです。天気が良い日は信楽町の風情を存分に味わってください。

滋賀県に立ち寄ったら、ぜひ信楽焼の窯元へ!

日常生活の中で陶器を使うことは多いと思いますが、それを作っている窯元を訪れる機会は多くないのではないでしょうか?

もし滋賀県に立ち寄ることがありましたら、ぜひ陶芸の町である信楽の窯元に寄ってみてください。きっと貴重な経験になりますよ!

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